5年間使ってきた初代APPLE AirPods Pro(エアーポッズ プロ)のケースが突然壊れてしまい、充電ができなくなってしまいました。
そこでしかたなく、最新のAirPods Pro 3に買い替えることに。
39,800円、痛い出費だ……。
というわけで今回は、AirPods Pro 3のレビューです。このAirPods Pro 3、DTMにおいても有用であることに気づきました。
ちなみに買ったのは今年の1月なので、もう5カ月ほど使っています。
音質とノイズキャンセリングの進化

APPLE AirPods Pro 3
第1世代からの買い替えで最初に感じたのは、音質とノイズキャンセリングの明確な向上です。
音の解像度は一段上がり、強力になったアクティブノイズキャンセリングと合わさることで、外出時のリスニング環境としては十分なクオリティーに仕上がっています。
アクティブノイズキャンセリングは、初代と3で4倍の差があるらしいです。体感だとさすがに4倍までは差がないように感じますが、いずれにせよ、つけた瞬間に世界が静寂に包まれます。飛行機に乗る時など、本当に重宝する機能です。

イヤーチップはXXS〜Lの5種類
Mサイズは本体に付いている
少し気になったのは装着感。
購入当初、イヤーチップをいろいろ試してみても、左耳だけフィット感がどうもよくなく、違和感を覚えながら使っていました。しかし、3カ月ほど使い続けたあたりで、いつのまにか自然と耳にフィットするように。
イヤーチップが馴染んだのか、自分の耳の形が慣れたのかは定かではありませんが、今ではストレスなく装着できています。
ちなみに、音質がよくなったとはいえ、これですべての音楽を聴きたいか? と問われれば、答えはノーです。
自宅で楽曲制作に使っている1万円台の有線モニターヘッドホン「SONY MDR-CD900ST」と比べれば、音の解像度や分離感はCD900STのほうが明らかによく感じます。
まあ、ワイヤレスイヤホンが有線モニターヘッドホンに純粋な音質で敵わないというのは、構造や目的の違いを考えれば当然といえば当然のことですが。
しかし外で聴く分には、AirPods Pro 3の強力なアクティブノイズキャンセリングというアドバンテージが加わり、十分に満足できる音質を提供してくれます。
そういえば昔、電車の中でCD900STを付けている人を見たことがありますが、なんか違和感がありました。あれはやはり外向きではないような。
DTMでの使い方

AirPods Pro 3は音楽制作に使えるか
ミックスに使えるか
はたしてAirPods Pro 3はミックス作業に使えるのか。
結論からいえば、できなくもないが、あえてこれでやる必要性はない、という感じです。
パン(定位)や全体のバランスをざっくりチェックすることには使えますが、EQやコンプによる音の変化、ノイズチェックなど、音の細かな部分を見極める作業にはやはり不向きです。
というか私自身、ミックスは基本的にモニタースピーカーで鳴らして行うべきだと考えているタイプなので、あえてワイヤレスイヤホンでシビアなバランス調整を行う理由はないかなと。
最終チェックツールとして有用
AirPods Pro 3は、ミックスには微妙ですが、完成した曲をこれでチェックするという用途においては、これ以上ないほど有用なツールになります。
その理由はシンプルで、今、世界で最も売れているワイヤレスイヤホンだからです。
自分が妥協せず作り込んだ曲が、世の中の多くのリスナーが日常的に使っている環境で、どういうバランスで聴こえるかを確認する作業は、現代の音楽制作において極めて重要です。
低音が出過ぎていないか、ボーカルはちゃんと抜けて聴こえるか。モニターヘッドホンやモニタースピーカーというある種「恵まれた環境」で作った音の、リアルな世界での「答え合わせ」をするための最強のリファレンス機材。それこそが、DTMerにとってのAirPods Pro 3の真の価値だと思います。
AirPodsのケースについて

第1世代のケースのほうが少し小さい
これまで使ってきた初代AirPods Proは、剥き出しの状態でズボンのポケットに入れたりしていたので、ものすごく傷だらけになってしまいました。家の鍵とかと一緒に入れていたので、そりゃ傷つくわ、という感じです。
今回は同じ轍を踏まないように、ケースを買うことにしました。
ネットでいろいろ調べた結果、デザイン性の高い「BURGA」のケースを買おうと思ったのですが、リトアニアからの発送ということで到着までかなり時間がかかることが判明。
そこで、到着までのつなぎとして、Amazonで安い透明のケースを購入してみました。
これが意外と出来がよく、目立たないし本体のデザインも生かせるため、もうこれでいいかも……と、ちょっと思い始めています。

ケースはやわらかいビニール製

ケースをつけたまま、Apple Watchの磁気充電器で充電可能
あとがき
初代の故障から渋々買い替えたAirPods Pro 3でしたが、音質もノイズキャンセリングも進化しており、いいタイミングでの交換だったかなと満足しています。
AirPods Pro 3は、現代のリスナーの日常的なリスニング環境を把握するリファレンスとして、DTMの最終工程にも使えます。DTMerはぜひチェックを。


