オススメのハードシンセ・ハードウェア音源

ドラムマシン
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ソフトに対して実際の機材をハード(ハードウェア)といいます。

ハードウェア音源にはサンプラー(ハードのサンプラー)も含まれますが、現在ヒップホップ以外のジャンルではあまり使われていないので、初心者向けの商品紹介ということもありここでは割愛します。
というわけでここではハードシンセに絞って紹介します。

ハードシンセには、鍵盤つきのシンセサイザー鍵盤なしの音源モジュールがあります。どちらも音を合成するシンセサイザーなのですが、一般的にシンセサイザーというと鍵盤つきのものを指すことが多いです。

音源モジュールは入力専用のMIDIキーボードと組み合わせることになり、この場合、後から音源を買い足したときに場所を取らないという利点があります(MIDIキーボードについてはこちら)。

オススメの音源モジュール

ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50

ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50製品情報(メーカーサイト)

こだわりのハイクオリティーサウンド1,125音色、32ドラムセット搭載。16パート128ボイスのMIDI音源モジュールです。
USBでパソコンと接続することによってオーディオインターフェイスにもなるなど、初心者にぴったりなDTMパッケージになっています。
同梱のMUSIC CREATOR 5には、3,000種類以上のオーディオ・MIDIループ素材が付属しています。

ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50の特徴

「ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50」は、人気のあるSDシリーズのひとつで、オーディオインターフェイス機能やDAWソフトMusic Creator 5をバンドルするなど、現在の音楽制作に適した内容になっています。これひとつあればすぐにDTMをはじめることができます。

DTM音源と侮るなかれ、rei harakami(レイ・ハラカミ)さんはSDシリーズの前機種であるSCシリーズの「SC-88pro」を使って音楽制作をしていました。特にアルバム「Lust」ではサンプラーさえ使わず、SC-88proを使い倒して機能を最大限に引き出し、美しいエレクトロニカサウンドを作り上げています。

※追記
ROLANDのサイトを見たところ、CAKEWALKの売却にともないSD-50のサポートをティアック株式会社に移したようです。しかしティアック株式会社のサイトにSD-50のページが見あたらず、おそらくこのままディスコン(製造中止)になりそうな気配です。
かくして長らく続いたDTM音源の歴史に幕が下りたのでした(涙

↓以前載せていた文章です。このころはギリギリ踏みとどまっていたんでしょうね。

現在、音源モジュールはプロ仕様の高価なものばかりになり、DTM音源(DTMを前提として作られたコンパクトなMIDI音源)というのはほとんど見かけなくなりました。
とはいえ完全に消えたわけではなく、コンパクトな音源モジュールに定評のあるROLANDからコンスタントに製品が登場しています。

ただ、現在のソフト全盛の流れを見ると、ROLANDもいつまで出し続けるのか疑問なところもあります。ミュージ郎からはじまる初心者向けDTM音源の流れを絶やさないようにがんばっている印象で、SDシリーズが最後の砦となっているのかもしれません。

ROLAND INTEGRA-7

ROLAND INTEGRA-7製品情報(メーカーサイト)

日本が誇る電子楽器メーカー、ローランドの音源モジュールのフラッグシップ機「INTEGRA-7」。歴史あるローランドの音源資産と技術を詰め込んだ、音源モジュールの集大成といってもいい一台です。
前述した“現在、音源モジュールはプロ仕様の高価なものばかりになり”というのはまさしくこの機種のことを指しています。

6,000以上の音色を内蔵し、エフェクトやEQといった音色調整機能も充実、TB-303などのビンテージシンセのサウンドを再現できるデータ集、サラウンド対応など、「全部盛り」といっていい内容になっています。
また、オーディオとMIDI対応のUSB COMPUTER端子を備えており、パソコンを中心とした現代の音楽制作にも適応した機能を持っています。

価格は約20万円と、音源として考えるとかなり高いです。ただMIDIキーボードと組み合わせることでライブで活用できますし、この価格をどう捉えるかは使用目的によって変わってくると思います。

プロ志向でライブでもガンガンINTEGRA-7を使っていきたいと考える方や、DTMをやるならやっぱりハード音源に限る、という方にオススメです。