「歌ってみた」初心者が選ぶべきオススメのマイク【ボーカル録音講座1-1】

ボーカルレコーディングをする少年

ボーカルレコーディング講座その1ということで、まずはレコーディングに絶対に必要な機材であるマイク(マイクロフォン)についてです。

自分の歌を録音しようと思ったときに、最初に使うのはおそらくスマホだと思います。iPhoneなどのマイク部分に口を近づけ、カメラの録画機能などを使って録音するという人が多いのではないでしょうか。

この方法で録られた歌は音程の確認には役立ちますが、スマホマイクの性能を考えるとそれを曲のボーカルパートとして使うことは音質的に難しいです(飛び道具的に使えたりはするかもしれませんが)。

スマホに録音する女性

スマホに直接録音するのは音質面で限界がある

録音状態がいいボーカルを録るには、やはり専用のマイクが必要になります。

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最初の一本はコンデンサーマイクで

マイクには大きく分けて、「ダイナミックマイク」と「コンデンサーマイク」の二種類があります。

この二つは音を電気信号に変える仕組みに違いがあるのですが、ダイナミックマイクは、振動に強く扱いが簡単でライブでも活躍、コンデンサーマイクは湿気に弱いが感度が高く音を繊細に拾うことができる、という特徴を持っています。

初心者の最初の一本としてこのどちらを選ぶかについては様々な意見があるのですが、このサイトではコンデンサーマイクをオススメします

その理由としては、なんといってもその音質の高さ。

コンデンサーマイクの能力を最大限生かすためのレコーディング環境の整備や管理の手間を差し引いても、クリアな音というメリットのほうが上回っていると思います。
恵まれたレコーディング環境で宅録できる人は少ないですが、それでもトータルで考えるとコンデンサーマイクのほうが仕上がりに満足できるはずです。

管理に関しては、レコーディングスタジオではデシケーターという保管庫で湿度管理をするのですが、安価なマイクの場合はフタのあるプラスチック容器などにシリカゲルと一緒に入れておくだけでも意外と大丈夫です。

マイクの指向性

マイクには指向性というのものがあります。どちらの方向からの音を捉えやすいかというマイクの特性のことです。
「単一指向性(カーディオイド)」「双指向性」「無指向性」といったパターンに分かれますが、ボーカル用マイクを選ぶときは、正面からの音を中心に収音する単一指向性のものにしましょう

単一指向性のマイクは周囲の雑音をあまり拾わず、ハウリングも起こりにくいので、ボーカルレコーディングではこのタイプのものが使われます。

双指向性マイクはマイクの前と後ろで音を捉えるタイプのもので、ラジオで向かい合って喋るときなどに適しています。

無指向性マイクは360度どこからの音も収音するもので、大勢が喋るときや、自然などの環境音を録るときに使われます。

オススメのコンデンサーマイク

コンデンサーマイクはダイナミックマイクと比べると比較的高価で、上を見ればきりがないほどですが、手に入れやすい価格帯のものも多く出ています。

Youtubeなどの配信で人気のものすごく安いマイクもありますが、ボーカル用として使うならもうワンランク上のものを選びたいところです。

コンデンサーマイクにはファンタム電源という専用の電源が必要なのですが、それについては次のオーディオインターフェイスについての記事で解説しています。

・AT2020/AUDIO TECHNICA(オーディオテクニカ)

AT2020製品情報

クリアでフラットな音質を誇るオーディオテクニカのAT2020。エントリーモデルながらも確かな音質を備えたこのマイクは、長く使える一本になるでしょう。レコーディング初心者のボーカリストにオススメです。単一指向性。

・C-1/BEHRINGER(ベリンガー)

C-1製品情報(英語)

さらなる安さを求めるならこれ。ドイツの音響機器メーカー、ベリンガーのコンデンサーマイクC-1です。
圧倒的な安さと透明感のあるサウンドは、初心者の最初の一本にぴったりです。単一指向性。

 

コンデンサーマイクには専用の電源と、パソコンと接続するためのオーディオインターフェイスという機材が必要なのですが、それらを内蔵したマイクもあります。

・Yeti/BLUE(ブルー)

Yeti製品情報

USBマイクのベストセラー、BLUEのYeti(イエティ)。
ドライバ不要で、本体とPCをUSBで繋ぐだけの簡単接続です。音質にも定評があり、自然かつクリアな音でレコーディングすることができます。
音質は16bit/48kHz。単一指向性、無指向性、双指向性、ステレオの4つの指向性を切り替えることができるので、ボーカル録音以外にも、楽器やコーラスのレコーディング、ポッドキャストやラジオなどの配信にも力を発揮します。

 

ここまでは初心者でも手に入れやすい安いマイクを紹介してきましたが、もし「金に糸目は付けない。プロ仕様のいいものをそろえたいんだ!」という方がいたら、日本が誇る歌姫、宇多田ヒカルさんの使用機材を参考にしてみてください。

 

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