ハードシンセ・ハードウェア音源

ドラムマシン

ソフトに対して実際の機材をハード(ハードウェア)といいます。

ハードウェア音源にはサンプラー(ハードのサンプラー)も含まれますが、ヒップホップなどのジャンル以外では今ではあまり使われていないので、初心者向けの商品紹介ということもありここでは割愛します。
というわけでここではハードシンセに絞って紹介します。

ハードシンセには、鍵盤つきのシンセサイザー鍵盤なしの音源モジュールがあります。
音源モジュールを選択した場合は、入力専用のMIDIキーボードと組み合わせることになり、この場合、後から音源を買い足したときに場所をとらないという利点があります(MIDIキーボードについてはこちら)。

現在、音源モジュールはプロ仕様の高価なものばかりになり、DTM音源(DTMを前提として作られたコンパクトなMIDI音源)というのはほとんど見かけなくなりました。
とはいえ完全に消えたわけではなく、コンパクトな音源モジュールに定評のあるROLANDからコンスタントに製品が登場しています。

ただ、現在のソフト全盛の流れを見ると、ROLANDもいつまで出し続けるのか疑問なところもあります。ミュージ郎からはじまる初心者向けDTM音源の流れを絶やさないようにがんばっている印象で、このSDシリーズが最後の砦となっているのかもしれません。

「ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50」は、人気のあるSDシリーズのひとつで、オーディオインターフェイス機能やDAWソフトMusic Creator 5をバンドルするなど、現在の音楽制作に適した内容になっています。これひとつあればすぐにDTMをはじめることができます。

DTM音源と侮るなかれ、rei harakamiさんはSDシリーズの前機種であるSCシリーズのSC-88proだけでアルバムを作ったほどです。特にアルバム「lust」はサンプラーさえ使わず、SC-88proを使い倒し機能を最大限に引き出して作られたもので、美しいエレクトロニカサウンドがすばらしいです。

※追記
ROLANDのサイトを見たところ、CAKEWALKの売却にともないSD-50のサポートをティアック株式会社に移したようです。しかしティアック株式会社のサイトにSD-50のページが見あたらず、おそらくこのままディスコン(製造中止)になりそうな気配です。
かくして長らく続いたDTM音源の歴史に幕が下りたのでした(涙

ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50

ROLAND Mobile Studio Canvas SD-50製品情報

こだわりのハイクオリティーサウンド1,125音色、32ドラムセット搭載。16パート128ボイスのMIDI音源モジュールです。
同梱されているMUSIC CREATOR 5には、3,000種類以上のオーディオ・MIDIループ素材が付属しており、USBでパソコンと接続することによってオーディオインターフェイスにもなるなど、初心者にぴったりなDTMパッケージになっています。

ROLAND INTEGRA-7

ROLAND INTEGRA-7製品情報

日本が誇る電子楽器メーカー、ローランドの音源モジュールのフラッグシップ機「INTEGRA-7」。歴史あるローランドの音源資産と技術を詰め込んだ、音源モジュールの集大成といってもいい一台です。
前述した“現在、音源モジュールはプロ仕様の高価なものばかりになり”というのはまさしくこの機器のことを指しています(笑

6,000以上の音色を内蔵し、エフェクトやEQといった音色調整機能も充実、TB-303などのビンテージシンセのサウンドを再現できるデータ集、サラウンド対応など、「全部盛り」といっていい内容になっています。
また、オーディオとMIDI対応のUSB COMPUTER端子を備えており、パソコンを中心とした現代の音楽制作にも適応した機能を持っています。

価格は約20万円と、音源として考えるとかなり高いです。ただMIDIキーボードと組み合わせることでライブで活用できますし、この価格をどう捉えるかは使用目的によって変わってくると思います。

プロ志向でライブでもガンガンINTEGRA-7を使っていきたいと考える方や、DTMをやるならやっぱりハード音源に限るという方にオススメです。

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