日本が舞台の洋楽PV/MVを集めてみた(ロケ地詳細あり)【〜2019】

新宿歌舞伎町

洋楽のミュージックビデオには、日本を舞台にしたものが結構あります。
日本が舞台というか、ほとんどが東京で、さらに新宿歌舞伎町の登場率がやけに高いです。
あの猥雑な感じが、外国人が持つ日本の典型的なイメージなのでしょうか。

今回は、日本を舞台にした洋楽MVをピックアップしてみました。

Caravan Palace – Plume(2019年)

フレンチエレクトロバンド、Caravan Palace(キャラバン・パレス)PlumeのMV。
ロケ地は前半が中目黒で後半は歌舞伎町。ロボットっぽい宇宙人の視界のディスプレイにも地名が表記されています。洋楽のMVで中目黒が登場するのはレアですね。

MVの途中でタッティング(フィンガータット)を披露しているのは、ダンサーのRYOGAさんとモリヒナさん。

Shawn Mendes, Zedd – Lost In Japan(2018年)

恋人であるCamila Cabello(カミラ・カベロ)とのコラボ、Señorita(セニョリータ)が大ヒットしたShawn Mendes(ショーン・メンデス)の2018年のシングルLost In Japan
タイトルからわかるように、映画「ロスト・イン・トランスレーション(Lost In Translation)」を意識した、というかほとんどパロディのような内容になっています。

ロケ地は新宿歌舞伎町周辺と、渋谷スクランブル交差点です。
街の看板がすべてヘンテコな日本語に差し変わっています。「神経質な」「私の血で」「特定の味」などは、アルバム「Shawn Mendes」に収録されている「Nervous」「In My Blood」「Particular Taste」を直訳したものですね。

歌詞は、遠く離れた日本にいる恋人を想うものですが、MVから想像するほど日本がどうこうという内容ではないです。

5 Seconds Of Summer – Youngblood(2018年)

オーストラリアのロックバンド、5 Seconds Of Summer(5SOS)YoungbloodのMV。
老齢の夫婦が不思議な薬の力で若いころに戻り、最期の時を楽しむというストーリーです。

男性はロックバンドJOHNNY PANDORAのボーカルの”JOHNNY”Daigoこと山下大悟さん。女性はロカビリーシンガーの青野美沙稀さん。
日本のロカビリー事情を追った「Tokyo Rockabilly」という山下大悟さんが出ている短編ドキュメンタリーがあるのですが、MVの監督はこれを観てインスパイアされたのかなと。

Clean Bandit – Rather Be ft. Jess Glynne(2014年)

日本のドラマ(たしか「医師たちの恋愛事情」)の挿入歌にも使われ話題になった、イギリスのエレクトロユニットClean Bandit(クリーン・バンディット)Rather Be
出だしの“清潔な盗賊”という文字にまず面食らいます。

ロケ場所は、今はなき築地市場。外国人に人気のスポットです。
後半には新宿駅周辺や山手線の電車も出てきます。
主演の女性は、ロンドンを拠点に活動する女優の安部春香さん。

Charli XCX – Boom Clap (Tokyo Ver.)(2014年)

Charli XCX(チャーリー・エックス・シー・エックス)Boom ClapのMV。
ロケ地は渋谷スクランブル交差点と、のんべい横丁のあたりです。

Tokyo Ver.と書いてあることからもわかるように、これとは別バージョンのMVが先に公開されています。
そちらはこの曲が挿入歌としても使われた、映画「きっと、星のせいじゃない。」の映像と組み合わせた内容になっています。

Charli XCX – SuperLove(2013年)

Charli XCXは、2013年リリースのSuperLoveでも日本でMVを撮っています。
ロケ地は新宿歌舞伎町のロボットレストランと横浜の大黒埠頭です。

Avril Lavigne – Hello Kitty(2013年)

Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)が「カ、カ、カ、カワイイ」「ハロキティ、ハロキティ」と連呼する謎の曲です。
最初にこのMVを観たときは、どうしたアヴリル、と思いました(笑 企画ものかと思ったのですが、そういうわけではないようです。

無表情なアジア人ダンサーたちを引き連れたMVは、Gwen Stefani(グウェン・ステファニー)のHarajuku Girlsを思い起こさせます。
外国人が想像する、典型的な日本のポップカルチャーのイメージを具現化した感じです。それゆえに批判も多かったみたいですね。
ダブステップのビートとポップスを合わせる手法も、2013年末のリリース(シングルカットは2014年)ということを考えるとちょっと古かったかも。

ロケ地は、渋谷のタワーレコードの裏あたり、CANDY・A・GO・GO(キャンディー・ア・ゴー・ゴー)、キャットストリート(たぶん)、現在大規模改装中の宮下公園です。
寿司屋だけはわからなかったので調べたところ、寿司孝(すしこう)とのこと。

Rihanna – We Found Love ft. Calvin Harris(2011年)

元恋人のクリス・ブラウンとの関係性を描いたのではないかと話題になった、Rihanna(リアーナ)We Found LoveのMV。
ポップスとエレクトロを融合させたサウンドは当時すでに人気を得ていましたが、Calvin Harris(カルヴィン・ハリス)のこのトラックによって、それがさらに勢いづけられた感じです。これに影響を受けて作ったんだろうな、というような曲もこのあと色々と出てきました。

このMVは日本が舞台ではないのですが、トリップするときの映像に原宿竹下通り(1:50)、新宿歌舞伎町前の靖国通り(1:53)が使われています。後半には渋谷の三千里薬品(3:36)の映像もあります。

そういえばリアーナがMステでこの曲を歌っていました。ただ、あのリアーナが来る! という感じではなくて、さらっと紹介して歌って終わりだった気がします。日本では洋楽が下火になっていましたし、Lady Gagaのようにビジュアルにインパクトのあるアーティストのほうが、当時はウケがよかったのかもしれません。

The Killers – Read My Mind(2007年)

アメリカのロックバンド、The Killers(ザ・キラーズ)Read My MindのMV。

新宿歌舞伎町、ゲームセンター、エルヴィス・プレスリーのインパーソネーター、新宿中央公園(たぶん)、浅草橋の銀杏岡八幡神社、カプセルホテル、メンバーによる着物コスプレ、そしてなぜかガチャピン。
外国人が興味を持ちそうな日本の要素が全部盛りです。

Kanye West – Stronger(2007年)

Kanye West(カニエ・ウェスト)StrongerのMV。
カニエのAKIRA愛が伝わってきます。完全に鉄雄になりきっていますね。

新宿歌舞伎町と、渋谷スクランブル交差点の映像が使われています。

Beastie Boys – Intergalactic(1998年)

ラストは時代を一気に遡って、1998年のBeastie Boys(ビースティ・ボーイズ) IntergalacticのMV。
日本を舞台にしたMVといえば、個人的にこれが最初に思い浮かびます。当時MTVで繰り返し流されていました。

ロケ場所は新宿駅西口、都庁前、山手線など。ゲリラ撮影だったらしいです。今では考えられませんね。

まとめ

以上、日本が舞台の洋楽MVについてでした。

ここで紹介しているMVを観ていくと、外国人の日本に対するイメージ、というより、外国人が日本に「求める」イメージというのが浮かび上がってきます。

しかし今は「文化の盗用」や「ポリティカルコレクトネス」に厳しい時代になったので、外国の文化を特定の型にはめるような描写をすることは批判の対象になる可能性があります。もしかすると、日本を舞台にしたMVも今後はかなり気を遣った内容になるかもしれません。

そんな時代の変化について考えつつ、今後も日本が舞台のMVをチェックしていきたいと思います。

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