ハード音源を使うメリットはあるのか

モジュラーシンセ
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DTMで使われる音源には、ソフトハードの2種類があります。

これからDTMをはじめる方にとっては、DAWに付属しているソフトシンセやソフトサンプラーといったソフトウェア音源が、最初の音源になると思います。

というわけで、あえてハードを選ぶ利点はあるのか、ということを説明します。

ハード音源を使うメリット

1. パソコンのスペックに依存せず安定している

2. 手で操作ノブをぐりぐり動かしながら音作りができる

3. 中古で結構安く手に入る

4. ハードにしか出せない音

2はソフトシンセでもフィジカルコントローラー(音作り用のノブがたくさんついたMIDIコントローラー)を使えばできそうです。
4はちょっと曖昧です。昔の機械ならではの揺らぎだったり、アナログミキサーを通してパソコンに取り込むときに生じる変化といったところでしょうか。

そのほかに、昔DTMやMIDIファイル作りを少しやっていて、最近のプチブームでまたはじめたくなった、という方にとってはハードは使いやすいと思います。

まあ音源というのは結局のところ、自分が必要としている音、自分好みの音が出せるかどうかがポイントになるので、ソフトとハードという区別はあまり意味がないかもしれません。

……と当たりさわりのないことを書いてはみたものの、やはり現在の流れとしてソフトの優位性は揺るがないかなとは思います。

たとえばPCM音源を使ったハードの場合、その仕組みはソフトと変わらないわけで、そうなってくるとより視認性が高く容量が圧倒的に大きいソフトに軍配が上がるのは当然といえます。
一部テクノ界隈でハード回帰の動きもあるようですが、ここでいうハードとは昔のアナログ機材のことなので、ちょっと意味あいが異なります。

ハードはその安定性と堅牢性を生かして、自宅での楽曲制作よりもライブに活躍の場が移っている感じです。